｢在来生物が生息できる柳生川に｣

　豊橋中央高校では令和３年度より、生徒有志による「地域河川の生態系保全活動」に取り組んでいます。第６次豊橋市総合計画・「自然と共生し、地球環境を大切にするまちづくり」の活動の一環として、豊橋市環境部環境保全課から『メダカの生息調査』を依頼されたことがきっかけで、学校の近くを流れる柳生川の境橋から水車橋までのエリアを中心に、日本在来種であるミナミメダカの生息調査、川に生息する在来生物や外来生物などの調査、川に入っての清掃活動をおこなっています。これまでの調査ではミナミメダカの生息は確認できていませんが、モツゴやカワヨシノボリ、ミナミヌマエビ、イシガメ、ウナギ、アユなど多くの在来生物を確認することができました。一方で、ウシガエルやアメリカザリガニ、メダカによく似たカダヤシ、そしてアカミミガメなどの特定外来生物の生息も多いことが確認できました。特定外来生物は、日本在来の生物の生息を脅かす存在だと言われています。そこで令和４年度からは、アカミミガメの防除活動を豊橋市環境部環境保全課と連携して開始しました。私たちは、特定外来生物の防除や清掃活動を定期的におこなうことで、メダカをはじめとする多くの在来生物が生息できる柳生川にしていきたいと考えています。 2枚目の写真は、撮影後市に引き渡しています。